
コアンダ効果
流体が物体の表面を流れるとき、物体の表面形状へ貼りつくように沿って流れる現象のことをいいます。
ジェットエンジンを発明したといわれているヘンリ・コアンダによって解明されました。
この現象を利用することで物体の周りの圧力差を起こして流体の流れを加速させたり、流れる方向を変えることができます。

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 風車の性能評価 一般的に風車の性能を評価する場合、パワー係数、周速比、ソリディティなどの特性係数を利用して性能評価しています。 パワー係数とは風車の受風面積から得られる風のパワーを基準にして、風車から取り出せるパワーとの割合を示しています。実際の風車では揚力形の高性能プロペラ型大型風車で0.4、抗力形のサボニウス風車では0.15程度です。 周速比とは風車翼の先端速度と風速の比を表しています。揚力形の風車では翼先端は風速よりも早く回転でき、抗力形の風車では風速以下でしか回転できません。 ソリディティとは風車の受風面積に対する風車翼の全投影面積の比をとして定義されています。(Fig. 1) A.ベッツはどのような風車でも最大のパワーを取り出す場合のソリディティと周速比には一定の法則があるとしています。曲線と曲線の範囲内(影部分)に入るとしています。(Fig. 2)
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 Fig.1 プロペラ型風車のソリディティ |
 Fig.2 風車ソリディティと周速比の関係 |
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